野山で静かに過ごしたい

野山で静かに過ごしたい

日帰り登山、アウトドア、国内・海外旅行、移住先選定。都心6区に住みつつも、喧騒を離れたシンプルライフを満喫しています。

モンベル GORE-TEX ライトスパッツロングのレビュー

スパッツは、高尾山や近所の低山を中心に登っているうちは、最初から用意することが少なく、何回か登山を経験してから用意するものだと思います。

登山を継続するかどうかわからない初心者のうちは、山でスパッツを装備している登山者に出会うと、なんとなく上級者っぽい印象を受けたものでした。

スパッツの主な用途は、雨による浸水や泥はね防止です。
が、意外に重宝するのが、靴に小石など異物が入るのを防ぐ役目です。

帰宅後にトレッキングシューズのソールを外して掃除してみると、いつ入ったのか不思議に思うくらい土や小石がパラパラと出てきます。しかし、トレッキングシューズの靴紐は、スニーカーよりも結ぶのに手間がかかり、登山中に何度も結び直すのは大変です。

スパッツを利用するようになってから、シューズ内の異物混入が全くなくなり、ストレスなく登山できるようになりました。以来、天候に関係なく、登山では必ず着用しています。

ノンブランドのスパッツ

長めのスパッツが欲しかったのですが、モンベルではなんと税抜4,400円もしたので、最初はAmazonで購入できる1000円程度のノンブランドのスパッツを購入しました。

それはマジックテープで開閉するタイプで、長さもモンベルと同程度でしたが、

・マジックテープで解消できない、全体的なダブつき(特に靴の甲にかかる部分)
・ダブつきのせいで、前部分に付いている靴紐に引っ掛ける爪が頻繁に取れる
・靴底に通すストラップが布(化学繊維)の紐で、余った部分を収納する方法がない

などが原因で山登り中に何度も直す羽目になり、集中できないので、結局モンベルのスパッツを買い直すことにしました。

 

モンベルのスパッツの特徴

モンベルのスパッツには、ゴアテックスシリーズとゴアテックスライトシリーズの2種類があります。通常の登山ならゴアテックスライトシーズンで十分です。

丈夫で、様々な工夫が凝らされた商品です。

重さ: ペアで144g
収納サイズ: 9.5x3x13.5cm

交換可能なデュラストラップ

試着時に最初に感じたのが「ストラップが最初にダメになったらどうしよう・・」でしたが、このデュラストラップは単独でも購入できます。税抜260円とリーズナブル。

高強度のポリウレタンテープにゴム紐が取り付けられたもので、靴底に当たる部分の厚みが薄くなっています。靴底がフラットなくつでも違和感が小さくて済むようにという工夫です。

GORE-TEX(透湿防水素材)

防水透湿性素材で、夏山トレッキングから積雪期まで幅広く活躍とのこと。
真夏や雨天でも利用しましたが、汗で蒸れると感じたことはありません。

芯入りジッパーでずり下がりにくい

モンベルのスパッツは、持ち上げてもなんとなく形が維持されています。ジッパーの横に芯が入っているためです。このおかげで、歩行途中にズルズルとずり下がりにくくなっています。

収納袋(スタッフバック)付

収納袋が付いています。小さめに見えますが、スパッツをたたむとなんとか収納できる大きさです。

装着方法

画像の金具部分がフック、その下のグレーの部分がタブです。

前後の向きを間違えないように要注意!
デュラストラップが靴底にかかり、滑りやすくなって大変危険です。

①内側のサイズマークで左右を確認
②タブ・フックが前、ジッパーがかかと側になるように前後を確認
③足に巻き付け、ジッパーを締める。
④上部のホックを閉じる
⑤デュラストラップを靴底側からサイドフックに引っ掛ける
⑥そのタブを持ち、タブ内側のフックを靴紐に引っ掛ける

取扱所の注意

①使用後は、汚れを落として十分に乾燥させる
②ドライクリーニング・洗濯機では洗濯はしない
→私は自己責任で、中性洗剤を使って、おしゃれ着洗いコースで洗濯してしまっています
③長い期間使用せず保管する場合は、風通しが良く湿度が低い場所で、収納袋に入れず直射日光を避けて保管
④撥水性能が低下した場合は、撥水スプレーを使用

まとめ

モンベルのスパッツは、値段だけ見ると税抜4,400円とやや高めでしたが、ノンブランドのスパッツで感じていたストレスが一切なくなり、快適に山登りできるようになりました。

ちなみに同商品は、2018年10月時点のヤフオク相場では(商品の状態にもよりますが)中古でも2,000〜3,000円で買い手が付いています。登山で使用済みでも40〜60%程度で売れるとは、さすがモンベルのリセールバリューはなかなかです。