安い&コスパの良い登山用レインウェアにはミズノのストームセイバーがおすすめ
山の天気は変わりやすく、天気予報や山のふもとの天気が晴れでも、山中で急に雨が降ってきて、ウェアも荷物もびしょ濡れというケースは珍しくありません。一度ウェアが濡れてしまうと体力を奪われ、ひどければ低体温症に陥ることもあり得ます。
モンベルではレインウエアのことをオールウェザーと表記し、雨のみでなく晴れのときにも着用するウェアという位置づけです。
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登山用に必要な耐水圧性・透湿性
防水性は10,000mm以上で大雨、20,000mm以上で嵐にも耐えられるそうです。
透湿性は、登山用に必要なのは12,000g/m2/24hとのこと。透湿性の試験にはいくつか種類があり、B1法がメジャーです。
耐水圧性・透湿性 比較表
レインウエアの性能を定量的に図る1つの目安として、各社レインウェアの耐水圧性・透湿性・価格を比べてみました。
※上下セットでない商品は、メンズジャケットを参照
※ノースフェイス、コロンビア、パタゴニアは、数値非公開
私がレインウェアを購入したときは、登山を趣味として長く続けるかどうかはまだ不明だったので、最低限の基準を満たした、なるべく安い&コスパの良いレインウェアを選択しようと思いました。
ちょうどAmazonを見ていたら、ファッション15%オフのセールでストームセイバーが安くなっているのを見つけ、上記の通り性能も他アウトドアブランドに遜色なかったので、購入を決めました。結果的に、9,000円前後で入手できました。
ミズノ ストームセイバーの機能
耐久性
他社製品ではあまり言及されていませんが、ミズノのストームセイバーでは「100回洗濯しても水をはじく、耐久撥水加工」とはっきり明記されています。
フードに収納可能
登山中の気温や体温の変化に伴い、レインウェアを着脱するとき、簡易的に丸めてフードの中にしまい、ベルクロテープで閉じられる仕様です。
靴を履いたままでも着脱しやすい
靴を履いたままでも脱ぎ着がしやすいよう、パンツは太めの設計になっており、サイドのファスナーで開閉できます。
ミズノ ストームセイバーの洗濯方法
動画でも説明されているメンテナンスの方法は、以下の通りです。
洗い方
①チャック全部閉じる
②ネットに入れる
③中性洗剤を少なめ(通常の3分の1から4分の1)。レインウェア専用洗剤がベスト
④すすぎを普段より1〜2回多く行う。洗剤が残ると撥水力低下の原因になる
⑤脱水はせず、洗濯機から取り出し水分を払ってハンガーにかけて陰干し
注意点
・乾燥機を使っても機能的には問題ないが、生地表面の風合いが変わることがある
・洗った後、低温(85〜120度)でアイロン掛けすると、表面生地の撥水性能が回復
・加水力が回復しない場合、市販の撥水スプレーを使用
・撥水剤を使用した場合は、乾燥させた後にアイロンがけを行う
※プリントやマーク部分にはアイロンは当てないように注意
ストームセイバー着用の感想
既に10回ほど着用していますが、強い雨でも水が侵入してくることのない、十分な防水性です。透湿性については、歩いていると汗で蒸し暑くなることもありますが、中に着用するウェアも大きく影響します。蒸れずに快適に過ごすには、なるべくウェアに汗を吸わせるよう、吸水速乾性で長袖・長ズボンが理想です。
暑くなってきたら、ジャケットを脱ぎ、すぐ簡易的にフードに丸めて収納できるのが、とても便利です。本当に100回洗濯しても撥水性が継続するか、楽しみにしています。