登山/レインウェア洗濯用洗剤には無臭のファーファ
ジョギングなど普段のちょっとしたスポーツで着用するウェアなら、通常の洗剤を使って洗濯機で洗ってしまうのですが、アウトドアのウェアとなるとそうはいきません。
レインウェアやゴアテックスなど撥水性・透湿性の高い商品は、間違ったお手入れ方法を施すと、性能の低下に繋がります。
また、ファイントラック・ミレー・パタゴニアなど、インナー1枚でも5,000円近くする高級商品を、普通の洗剤で洗ってしまう勇気はありません。正しいお手入れで、少しでも長く使用したいものです。
登山/レインウェアの洗濯方法
登山/レインウェア用洗剤の要件
- 中性洗剤を用いる
- 柔軟剤は使わない
洗い方の注意点
- 基本は手洗い
- 水かぬるま湯使用
- 洗濯機の場合は、おしゃれ着モードなど。
- すすぎはしっかり2回
- 生地が傷付かないよう、チャック・ボタン・ベルクロを閉じる
- 泥汚れがひどい場合は事前に手洗い
- レインウェアは脱水しない
- 乾燥機はNG
中性洗剤 比較表
登山ウェアの洗濯に使えそうな中性洗剤をまとめてみました。
※黄色はおしゃれ着系、緑はアウトドアブランド系、青は無香料系です。
ファイントラックのみ弱アルカリ性ですが、アウトドアブランド公式洗剤ということで、表に含めました。
各洗剤によって1回あたりの使用量は異なるので、一概に容量と価格を比較してコスパを判断できませんが、だいたいの目安にしてください。
私は「香りのない洗剤」を使用
私が選んだのは、ファーファフリーの「香りのない洗剤」です。
当初は、以前買って家に置いてあったアクロンを使っていましたが、使用量を2分の1や3分の1にしても強いにおいが消えず、困っていました。特に、ミズノのストームセイバーなど撥水性の商品では、においが強く残るように感じます。
これでは、本当に汚れが落ちているのかどうかわからないと思い、無臭の中性洗剤に切り替えました。
柔軟剤使用NGのところ、アクロンには「柔軟化剤」というのが入っているのも気になっていました。
「香りのない洗剤」は本当に無臭、汚れも落ちる
ボトルに鼻を近づけてにおいを嗅いでみると、液体自体はボンドなど接着剤のようなにおい。しかし、鼻を近づけて意識的ににおいをかがなければわかりません。もちろん、洗濯物ににおいが残ることもありません。1回前に使ったアクロンの残り香が少しにおうくらいです。
スパッツについた泥汚れは、洗濯機で洗う前に事前に手洗いしていますが、それ以外の登山の汗や汚れは問題なく落ちました。
洗った後のウェアを着用して登山に行きました。特にアトピー持ちなどの症状はありませんが、冬場は化学繊維で体がかゆくなることがあります。しかしこの洗剤で、特に体がかゆくなるということはありませんでした。
これまで洗剤を選ぶとき、とくに深く考えもせず、Amazonで安くてレビューの多い、汚れの落ちそうな洗剤を選んでいました。今回、無香料の洗剤を使ってみて改めて、洗剤ににおいは不要なのだということを実感しました。
ファーファの2タイプの無香料洗剤
ファーファからは無香料の中性洗剤が2種類出ています。
「ファーファFree& 香りのない洗剤」は、すすぎは1回でOK。「ファーファラボ 柔軟剤の香りがひきたつ無香料洗剤」は、すすぎ2回推奨です。
価格が2倍近く異なりますが、前者は濃縮タイプで、使用量が2分の1で済むため、コスパは同じです。
私は、ボトルが小さい濃縮タイプの「ファーファFree& 香りのない洗剤」を購入しました。「ファーファラボ 柔軟剤の香りがひきたつ無香料洗剤」を使う機会があれば追記します。
なお、同シリーズの柔軟剤も出ています。アウトドアウェアには不要ですが、普段の洗濯でセットで使うこともできます。