登山や日常で靴紐のほどけない結び方・工夫
登山靴の靴ひもを結ぶのが下手で、家から最寄り駅に歩いている途中で、すでにほどけてきます。今回はその解決策についてまとめました。
ほどけない靴紐の結び方
好日山荘による靴紐の結び方動画
登山好きにはおなじみ、アウトドアショップの好日山荘による、靴紐の結び方動画です。
ポイントをまとめると、
- つま先から紐をしっかり締め上げる
- 交差させた後、2周させる
- 蝶結びの後、くぐらせた輪をもう一度巻きつける
スニーカーなど普段の靴には仰々しいかもしれませんが、どうしてもほどけて困る場合は、一度試してみてください。
強めにしっかり結ぶ
パートナーも同じ種類の靴を履いていますが、全然靴紐がほどけません。
ちなみに、Amazonで試着して買った、キャラバンの登山靴です。
[キャラバン] トレッキングシューズ C1_02S 0010106 440(ブラウン) 26.5 cm 3E
- 出版社/メーカー: Caravan
- メディア: ウェア&シューズ
- この商品を含むブログを見る
コツを聞いてみたところ、スキー・スノボのときの靴のようにしっかり結んでいるとのことでした。歩いていると緩んでくるので、想定よりもきつめに、しっかり結ぶ必要があるようです。
アドバイス通りきつめに結びましたが、そもそも握力が弱いのか、やはりすぐほどけてきました。。
そこで、試しにパートナーに結んでもらったところ、あまりにきつすぎて足首が痛くなってきました。
モンベルのリールアジャストシステム
モンベルには、リールアジャストシステムという機能があり、これが搭載された靴は、リールで紐(ワイヤー)を巻き取れます。
モンベル | オンラインショップ | リールアジャストシステム搭載
これを登山靴でも再現できないかと思い、見つけたソリューションが、「結ばない靴紐」です。
結ばない靴紐: 約500円
Amazonで人気の商品で、通称「結ばない靴紐」と呼ばれています。
しかし、もともと登山用に作られているアイテムではないので、導入には各人で注意が必要です。
私の場合は、①低山を回ることが多く、信州の険しい山や危険な岩場・鎖場にはまだ行きません。万が一、ストッパーがうまくいかなかったときのリスクは低いと思いました。
また、②普段はモンベルのスパッツを愛用しています。このスパッツのおかげで、靴紐がほどけた時も、急にバラバラになった紐を踏んで転ぶ危険性がほとんどありません。
さらに、③Amazonのレビューでも、トレッキングシューズに利用している人が何人かいるようでした。
以上の3点の理由から、試しに導入してみました。
結ばない靴紐の使い方
内容物は、ストッパー、伸縮性のあるゴムの靴紐、余った靴紐の先端に付けるクリップの3点です。
モンベルのシューズを参考に、足の甲に1つ、ハイカットの足首用に1つで、1つの靴で2つのストッパーを利用することにしました。
付属でゴム紐が付いていますが、伸縮性のあるゴム紐は登山靴には向かないため、登山靴付属の靴紐を使います。
ストッパーを強い力で押すと穴がひらくので、そこに紐を通します。穴の大きさは、直径5ミリほど。一般的な登山靴の紐ならば通る大きさです。
このとき押す力は、かなり強くないといけません。女性だとやや指が痛くなるくらいの強さです。5ミリの穴をひらくには、両手で強く押す必要があります。
ストッパーの拘束力が強く、ズルズルと紐が動いてしまう可能性は低そうです。ほどけるとしたら、ストッパーが割れるなど、強い力がかかって壊れるタイミングだと思います。その意味でも、1足につき2個使って、力を分散します。
ストッパーの付け方は少しコツが必要です。2つの紐を片手でピンと伸ばしながら、もう片方の手でストッパーを移動させます。片方ずつ紐を調整しようとすると、片方を動かしたときにもう片方も一緒に動いてしまって、なかなかうまくいきません。
紐の余った部分を足の甲側に固定するパーツは使わず、蝶結びにしました。
普段は右足のように、モンベルのスパッツを装着しています。左側だけ、スパッツを外した状態です。
靴を脱ぐときは、いちいちストッパーを紐から全て外してしまわず、少し移動させるだけに留めます。
結果
試しに大野山で使ってみたところ、一度もほどけることなくうまくいきました。最初は着脱のとき少し面倒に感じましたが、上記の通り、片方の手で日本の紐を引っ張るやり方になれれば、かえってこちらの方が便利になります。
これまでは、登山中に何度も紐を修正して時間のロスでしたが、これで紐直しのストレスから解放されます。
登山用のトレッキングシューズ用にしていますが、日常のスニーカーでも流用可能です。