野山で静かに過ごしたい

野山で静かに過ごしたい

日帰り登山、アウトドア、国内・海外旅行、移住先選定。都心6区に住みつつも、喧騒を離れたシンプルライフを満喫しています。

【御岳山・大岳山】梅雨のロックガーデンも、登山靴なら安心

もうそろそろ小中学校の夏休みも始まろうという時期ですが、なかなか梅雨が明けません。しかし、人が少ないので、行く山を選べば登山はそれなりに楽しめます。

今回は、御岳山・大岳山に行ってきました。

御岳山・大岳山の登山コース

はじめはロックガーデンまでの予定でしたが、実際歩いてみると、よく整備されていて歩きやすく、体力が余ったため、大岳山まで登ることにしました。

大岳山までの道のりは登りごたえがあり、本格的な登山です。

梅雨の御岳山は穴場

レンゲショウマが咲く前に

御岳山・大岳山ともに、関東百名山の山です。行楽シーズンに行くと、ものすごく混んでいるイメージがあり、訪れる機会を見計らっていました。

ちょうどレンゲショウマ祭が開始したものの、公式Twitterによると、開花前とのこと。今が空いているだろうと思い、行ってみました。

結果は予想通り。新宿からの電車もケーブルカーも混雑することなく楽に座れて、快適でした。

 

土日はいつも増便する御嶽駅からのバスも、増便なしで全員座れました。ケーブルカーも行列とは無縁でのんびり。

ただし、装備はしっかり

あまり風雨が強いと心配ですが、台風でもない降水量1〜2mm程度の雨なら、大きな危険はありません。ただし、しっかり登山用の装備をしていきます。

靴は、愛用のキャラバンです。 

その他の雨の登山装備リストは、別記事にまとめています。

quiet-nature.hatenablog.com

 

 

雨宿りできる東屋がある

大岳山が梅雨に向いている点は、東屋があるところです。普段はあまり意識しませんが、着替えや休憩の食事など、東屋があるとないとでは、快適さがだいぶ異なります。

ただし、東屋があるのはロックガーデンまで。大岳山に向かう途中にはありません。神社で少し雨宿りができる程度です。

天候に応じて柔軟にコースを選べる

御岳ビジターセンターでもらった案内図。雨でちょっとふやけてますね・・!

御岳神社からロックガーデンまでなら、大きな危険もなくハイキング気分で、手軽に本格的な自然を楽しめます。

一方、余力があればそこから大岳山まで足を伸ばせば、いわばもあって上りごたえ充分な、本格的な登山を堪能できます。前もって心構えだけしておけば、当日の天候や雨の強さによってコースを切り替えられる柔軟性があります。

宿坊や土産処・食事処などもたくさんあるので、万が一、御岳山に向かう途中で雨が強まった場合でも、観光に切り替えて楽しめます。

程よく他の登山客ともすれ違う

梅雨でも、人が全くいないと言うわけではなく、程良い頻度で他の登山客とすれ違います。私たちが訪問したときは、特に欧米の外国人観光客の方が多かったです。旅程がずらせないからでしょうか?皆さん軽装でサクサク上っていく上級者が多く、パタゴニアのモデルさんみたいでした。

運が良ければムササビを見られるかも

ロープウェーの天井にもイラストが貼り付けてあるムササビ。

ビジターセンターのお姉さんがとても親切で、ムササビの巣箱の位置や、カモシカに遭遇した場所などを詳しく教えてくれて、大変助かりました。

ラッキーなことに行きも帰りも、原島荘さん前の巣箱から顔出しているの見られました。帰りは、人が多かったためか途中で隠れてしまったので、静かに見守るのが良いです。

 

iPhoneのカメラでは、残念ながら遠すぎ&暗くて綺麗に写りませんが・・

まさに御岳ビジターセンターのTwitterで紹介されていた通り、やや斜め下を向いたアンニュイな表情でした。

ムササビを探すイベントなど、イベントも開催されているようです。御岳ビジターセンターでは、Twitterでも積極的に最新情報を発信されているのが素晴らしいですね。定期的にチェックすると便利です。

ロックガーデンは登山靴で

当日は毎時1〜2mm程度の降水量だったので、川を渡れなくなるほどの増水はしていませんでした。

雨に濡れた岩は滑りやすいですが、いつも愛用しているキャラバンの登山靴なら安心です。

 

ロックガーデンの終点、綾広の滝。水量が多く、きれいでした。

大岳山山頂までの道のり

途中の岩場には注意

このコースの中で、雨で唯一心配があるとすれば、大岳山へ向かう途中の岩場です。しかし、コースはとてもよく管理されていて、通常の山なら特に整備されていないようなレベルの岩場でも、注意喚起があり、頑丈な鎖が設置されています。

 

晴れていれば絶景であろう、大岳山からの眺望がないのは、少しだけ残念です。

最後に

梅雨の時期も登山をしたのは今年が初めてですが、転倒や滑落に気をつければ、いつもより人が少ない山で、静かな登山を楽しめます。

雨でも楽しめる山選びも重要なので、また来年の梅雨のために、今からチェックしておこうと思います。