【御岳山・大岳山】梅雨のロックガーデンも、登山靴なら安心
もうそろそろ小中学校の夏休みも始まろうという時期ですが、なかなか梅雨が明けません。しかし、人が少ないので、行く山を選べば登山はそれなりに楽しめます。
今回は、御岳山・大岳山に行ってきました。
御岳山・大岳山の登山コース
はじめはロックガーデンまでの予定でしたが、実際歩いてみると、よく整備されていて歩きやすく、体力が余ったため、大岳山まで登ることにしました。
大岳山までの道のりは登りごたえがあり、本格的な登山です。
梅雨の御岳山は穴場
レンゲショウマが咲く前に
御岳山・大岳山ともに、関東百名山の山です。行楽シーズンに行くと、ものすごく混んでいるイメージがあり、訪れる機会を見計らっていました。
ちょうどレンゲショウマ祭が開始したものの、公式Twitterによると、開花前とのこと。今が空いているだろうと思い、行ってみました。
レンゲショウマのお問い合わせが増えてきました。令和元年「御岳山のレンゲショウマ」速報です。本日付けで、まだ蕾の状況。開花にはもうしばらくかかると思われます。過去3年間の開花初認日は、2016年(7/6)、2017年(7/13)、2018年(7/12)。今年の開花はいつ?#御岳山 #レンゲショウマ #蕾 pic.twitter.com/kwhsk4ryrH
— 御岳ビジターセンター【公式】 (@mitakevc) 2019年7月12日
結果は予想通り。新宿からの電車もケーブルカーも混雑することなく楽に座れて、快適でした。
土日はいつも増便する御嶽駅からのバスも、増便なしで全員座れました。ケーブルカーも行列とは無縁でのんびり。
ただし、装備はしっかり
あまり風雨が強いと心配ですが、台風でもない降水量1〜2mm程度の雨なら、大きな危険はありません。ただし、しっかり登山用の装備をしていきます。
靴は、愛用のキャラバンです。
その他の雨の登山装備リストは、別記事にまとめています。
雨宿りできる東屋がある
大岳山が梅雨に向いている点は、東屋があるところです。普段はあまり意識しませんが、着替えや休憩の食事など、東屋があるとないとでは、快適さがだいぶ異なります。
ただし、東屋があるのはロックガーデンまで。大岳山に向かう途中にはありません。神社で少し雨宿りができる程度です。
天候に応じて柔軟にコースを選べる
御岳ビジターセンターでもらった案内図。雨でちょっとふやけてますね・・!
御岳神社からロックガーデンまでなら、大きな危険もなくハイキング気分で、手軽に本格的な自然を楽しめます。
一方、余力があればそこから大岳山まで足を伸ばせば、いわばもあって上りごたえ充分な、本格的な登山を堪能できます。前もって心構えだけしておけば、当日の天候や雨の強さによってコースを切り替えられる柔軟性があります。
宿坊や土産処・食事処などもたくさんあるので、万が一、御岳山に向かう途中で雨が強まった場合でも、観光に切り替えて楽しめます。
程よく他の登山客ともすれ違う
梅雨でも、人が全くいないと言うわけではなく、程良い頻度で他の登山客とすれ違います。私たちが訪問したときは、特に欧米の外国人観光客の方が多かったです。旅程がずらせないからでしょうか?皆さん軽装でサクサク上っていく上級者が多く、パタゴニアのモデルさんみたいでした。
運が良ければムササビを見られるかも
ロープウェーの天井にもイラストが貼り付けてあるムササビ。
ビジターセンターのお姉さんがとても親切で、ムササビの巣箱の位置や、カモシカに遭遇した場所などを詳しく教えてくれて、大変助かりました。
ラッキーなことに行きも帰りも、原島荘さん前の巣箱から顔出しているの見られました。帰りは、人が多かったためか途中で隠れてしまったので、静かに見守るのが良いです。
iPhoneのカメラでは、残念ながら遠すぎ&暗くて綺麗に写りませんが・・
まさに御岳ビジターセンターのTwitterで紹介されていた通り、やや斜め下を向いたアンニュイな表情でした。
今日の御岳山は一日中雨
— 御岳ビジターセンター【公式】 (@mitakevc) 2019年6月15日
ボーっとムサ君
何を考えているのだろう pic.twitter.com/wOabo5oKNm
ムササビを探すイベントなど、イベントも開催されているようです。御岳ビジターセンターでは、Twitterでも積極的に最新情報を発信されているのが素晴らしいですね。定期的にチェックすると便利です。
ロックガーデンは登山靴で
当日は毎時1〜2mm程度の降水量だったので、川を渡れなくなるほどの増水はしていませんでした。
雨に濡れた岩は滑りやすいですが、いつも愛用しているキャラバンの登山靴なら安心です。
ロックガーデンの終点、綾広の滝。水量が多く、きれいでした。
大岳山山頂までの道のり
途中の岩場には注意
このコースの中で、雨で唯一心配があるとすれば、大岳山へ向かう途中の岩場です。しかし、コースはとてもよく管理されていて、通常の山なら特に整備されていないようなレベルの岩場でも、注意喚起があり、頑丈な鎖が設置されています。
晴れていれば絶景であろう、大岳山からの眺望がないのは、少しだけ残念です。
最後に
梅雨の時期も登山をしたのは今年が初めてですが、転倒や滑落に気をつければ、いつもより人が少ない山で、静かな登山を楽しめます。
雨でも楽しめる山選びも重要なので、また来年の梅雨のために、今からチェックしておこうと思います。