【霧ヶ峰】湿原やニッコウキスゲも楽しめる日本百名山
7月20日・21日の土日は、お台場の花火大会や衆議院議員選挙などありましたが、期日前投票を済ませ、東京を脱出。
1泊2日のキャンプの後、霧ヶ峰に行きました。
そろそろ暑くなってきて、関東近辺の山を登るのが難しくなる頃です。逆に、北海道や長野などの山はハイシーズンなので、まずは手前の山梨に行ってみて、練習する目的でした。
霧ヶ峰を選んだのは、キャンプもまだまだ初心者なので、万が一、テント泊でよく眠れなかったとしても無理なく登れる山だと思ったからです。それでいて、日本百名山。
ワンダーフォーゲル2018年4月号で、1時間以内で頂上に立てるお得な8座にピックアップされています。
霧ヶ峰の登山コース
霧ヶ峰は広大で、コース内に駐車場が複数あります。今回は、車山肩から登ることにしました。標高は最初と最後が高く、途中が低い、山としては少し珍しいコースです。
山頂の車山に向かうだけなら1時間ですが、湿原まで含めて合計3〜4時間程度のコースを選択しました。
公式コースはこちら。
霧ヶ峰の駐車場
駐車場のキャパシティーが200台など広いので、停められないことは無いだろうとたかをくくっていましたが、10時到着時点で、既に無料エリアは満車。1日1,000円の有料エリアは余裕があったので、迷わず駐車しました。16時までだそうです。
無料エリアは、「2〜3時間以上の駐車お断り」の看板があったので、それより長い山行となる登山客は、有料エリアに止めるのがマナーと思います。
霧ヶ峰(車山)の山頂までの道のり
団体客が多いが、それ以上に広い
コース中は、小学生・中学生・シニアなど、10名以上の団体と10組以上すれ違いました。高尾山でもそこまでの団体は見ないので、驚きました。
コース全体を通して見晴らしが良く、すれ違えるように二重になっている箇所もあるので、そこまでストレスはありません。
駐車場からまもなく、レストランの横にバイオトイレがあります。チップ制で、きれいです。
沢渡を通って、八島湿原へ
最初の分岐以降は、岩が多く、ぬかるみもあり、トレッキングシューズとトレッキングポールがないと心もとないような、やや本格的なコースです。そのため、駐車場付近ではたくさん見た団体客も、このコースにはいませんでした。
ニッコウキスゲがたくさん
湿原への到着前から、ニッコウキスゲがあちこちに咲いていました。
砂利道に出ると、湿原までは起伏の少ない平坦なコースです。
湿原は木道が張り巡らされていて、ゆったり歩けます。右側と左側、どちらを歩けばいいのか明確な指示がなく(見逃した?)、前から来る人に合わせて移動していました。
湿原の最初と最後あたりでは、遠くでカッコウが鳴いていました。
湿原にも、ニッコウキスゲ。
湿原の先の休憩所
植生保護のため、ロープの中に入ってはいけません。決められた椅子や休憩所で食事や休憩をとります。出現が終わったあたりに、広めの休憩所がありました。
休憩所以降は、上り坂になります。ここまでは蒸し暑かったですが、涼しい風が吹いてきました。ようやく、エアコンの霧ヶ峰を連想させるような快適さ。
湿原の先の休憩所
物見岩は、団体客で賑わっていました。
最初にも書きましたが、コース全体を通して見晴らしが良いため、特に何かがあるわけでもないスポットでも、周りを見渡すと広大で、清々しい気分です。
白樺湖とリフト
白樺湖とリフトが見えてくると、いよいよ車山の山頂まであと少し。
この最後の砂利の坂と階段が、最大の踏ん張りどころです。コースのほぼ最後に1番の上り坂が来るというのは、なかなかきついものです。
霧ヶ峰(車山)の山頂からの眺め
車山の山頂には、神社と気象レーダー観測所があります。神社の脇からの街の眺めは爽快でした。
ただ、ぜいたくなもので、登るために苦労した山の頂上の景色の方が強く記憶に残るのは、人間の性でしょうか?団体客のツアーコースにも選ばれる安全な霧ヶ峰に対して、前回登った阿蘇山は、活火山という点でわずかながらも緊張感があったので、、
もちろん、霧ヶ峰からの眺めも、素晴らしく綺麗でした。
次のステップとして「これくらいのスケールの眺めで、人工物が一切目に入らない場所にも行ってみたいな〜」という気持ちもよぎりました。海外か、北海道でしょうか。
モンベル諏訪店まで、車で約30分
下山後は、モンベル諏訪店へ。これからの暑い季節に備えて、トップスを購入しました。これで中部エリアのスタンプをゲット。
近場の温泉にも寄ろうかと思いましたが、なんと中央道が小仏トンネルで玉突き事故。自動車旅は渋滞の兼ね合いが大変ですね。
渋滞開始直前の大月駅まで移動し、岩殿山に登った時に立ち寄った寄り道の湯まで行きました。18時前後でしたが、以前訪問した時よりも空いていました。選挙は関係あるかな?
最後に
人生2回目のテント泊・翌日の登山・中央道を使った山梨までの自動車旅など、少しずつですが修行を積んでいます。
車の中から見えた南アルプスの美しい山々を眺めつつ、いつかそれらの山に登る日を想像してました。