野山で静かに過ごしたい

野山で静かに過ごしたい

日帰り登山、アウトドア、国内・海外旅行、移住先選定。都心6区に住みつつも、喧騒を離れたシンプルライフを満喫しています。

安い&コスパの良い登山リュックは無印良品

半年ほど登山を続けていますが、実はまだ登山専用のリュックではなく、タウンユースのリュックを使っています。

価格は3,000円以下。これで塔ノ岳まで登ってしまいました。

かっこいい登山リュックは憧れますが、聞いたことがあるブランドはだいたい10,000円程度。登山を続けるかどうかわからない状態では、ちょっとためらわれます。

「もう少し上達したら登山リュックを買おう・・」と思いつつ、半年が経過。

その経験をふまえて、登山リュックに必要な条件や「やっぱり専用のリュックを買ったほうが良いかな」と思うタイミングなどをまとめます。

なお、前提条件として、最大でも累積標高差1,000m級の、ビギナー向け登山での利用を想定しています。

登山リュックの最低条件

長時間背負っても体が痛くならない

登山の際にリュックに求める絶対条件は、5時間など長時間背負って歩き続けても、体に負担がかからないこと。もっと具体的に言うと、肩に力がかからないことです。

十分な荷物が入る(25リットル以上)

私の場合、登山の主な持ち物は、水・行動食・着替えです。防寒着を多めに持っている冬でも、25リットルあれば十分荷物が入ります。

巷で人気の登山リュック

Amazonにて「登山リュック 25l」で調べると上位に表示される、ブランドのリュックです。雑誌やオウンドメディアでも、よく目に付きます。 

[ミレー]リュック TARN 25 BLACK - NOIR

[ミレー]リュック TARN 25 BLACK - NOIR

 

しかし、どれも10,000円レベルです。

これから登山を始めようと思っていた頃は「ちょっと高いな・・」と思ってしまいました。 

また、いろいろな機能が付いていることはわかりましたが、初心者の自分にはオーバースペックに思えました。

【おすすめ】3,000円以下の無印良品リュック

もとは月1回の国内旅行で愛用していたリュックでした。

肩の負担を軽くする 撥水リュックサック(LOHACO)

容量: 25.7L

重量: 460g

耐荷重: 20kg

肩の負担軽減の改良過程が公開されている

無印良品のリュックは長い期間試行錯誤を重ねて、徹底的に肩に負担がかからないようになっています。ある程度の重さがあるノートPCを入れることを想定しています。

IDEA PARKに掲載されている、製品改良プロジェクトの過程を見て、購入を決めました。他の企業も、同じような実験を重ねているとは思いますが、それを消費者に分かる形で公開しているところに賛同しました。

リュックの見直し -「無印良品の定番」としてこれからも使い続けてもらえるようゼロから見直していきます。

lab.muji.com

肩の負担が分散されているだけで、日帰り登山くらいなら十分対応できてしまいます。

年に4回くらい無印良品週間があり、メンバーは10%OFFになります。直近は2019年3月15日(金)~4月1日(月)です。

[予告]「無印良品週間」開催のお知らせ | お知らせ | 無印良品

ポケットは5つ

左右のペットボトル入れ、外側のポケット1つ、内側のポケット1つ。その他、背中のあたりに1つポケットがある珍しいデザインです。登山のときは、いっぱいに荷物を詰め込むことが多く、背中のポケットに物を入れると違和感があるので使わないことが多いですが、貴重品を入れる用途だそうです。

デザインも用途も汎用的に使える

性別や年齢問わず汎用的に使える、無印良品らしいところが気に入っています。

登山専用リュックは旅行には仰々しいですが、無印のリュックなら、旅行にも登山にも兼用できて、コスパも抜群です。

パッと見はわからないのですが、何回かリニューアルされて、微妙に重量など変わっているので、最新の製品や仕様は公式サイトも参照ください。

www.muji.net

他のアイテムで補うべきポイント

ペットボトルホルダー

左右にペットボトル用のポケットがあります。しかし、リュックを背負った状態で、歩きながらボトルを取り出せるような構造ではありません。

水分補給の頻度が高くない冬ならまだしも、10〜15分に1回程度は水分補給が必要な、夏の登山では不便です。

私は、リュックの前の紐にペットボトルホルダーを付けて使っています。ホルダーだけだとペットボトルのゴミでズルズル下がってくるので、カラビナで固定します。 

 

ペットボトルに専用のストローをつけて使っています。アジャスターが付いていて、日本製ペットボトルと一部の海外製ペットボトル(エビアンなど)の両方に使えるのがポイント高いです。 

設置するとこんなかんじです。

サイズが合えば、フラスクを入れるのも良さそうです。 

 

防水カバー

無印良品のリュックには撥水機能があるものの、雨に耐えられる防水機能はありません。そのため、防水カバーは別に購入しました。2個入りでお得でした。

 

登山専用リュックが欲しくなるとき

トレッキングポールを収納するとき

登山では基本的に日本のトレッキングポールを使っています。岩場の多い山に行くことが増えると、トレッキングポールをサッと収納できたら良いなと思います。

荷物が増えてきたとき

登山では荷物はそんなに増やすべきではありませんが、体力に自信がついてくると、背負える荷物の量も増えます。より長い登山を楽しめるよう、予備の着替えや行動食をもう少し追加したいと思うことがあります。

着替えをサッと出し入れしたいとき

登山の最中は、頻繁に上着を脱ぎ着します。登山リュックには、脱ぎ着した衣装をサッと入れておけるポケットが付いたタイプがありますが、無印のリュックにはそのようなポケットはありません。

着脱の回数が最小限になるよう、少し肌寒いくらいで登り始めるなど、衣装マネジメントすればさほど気になりませんが、簡易ポケットはやっぱり便利です。

背中が暑いとき

そこまで不満では無いのですが、背中の汗は結構かきます。帰宅後、リュックは毎回シャワーでジャブジャブ洗う必要があります。

専用の登山リュックを使っていないので相対的な比較はできないのですが、背中がメッシュ時になっていたら暑さは軽減されるかもしれない、と思うことはあります。

エストベルト付きを使っていた場合

パートナーにも、このリュックをすすめて、2人で使っていました。しかし、パートナーがもともと使っていたリュックは、サイクリング用のリュックで、ウエストベルトやチェストベルトがついたモデルだったため、それらのベルトがないとどうもしっくりこないということでした。

私は登山を始めたときからこのリュックを使っていたので、気になりませんでした。

最後に

無印良品の3,000円のリュックは、カバンとしては決して高額ではない部類です。一度試しに買ってみて、ここまで使えるとは思っていませんでしたので、満足度の高い買い物でした。

万が一、登山リュックとしては使う機会がなくなってしまっても、本来の用途であるタウンユースで使えます。家族の誰かでも使える汎用品の高い商品なので、おすすめです。

なお、このブログでは、安いベースレイヤーの記事も、常に閲覧数上位に入っていて人気があります。自分ではケチというつもりはないのですが、吟味した上で、本当に必要だと思うものしか買わないようにしています。

quiet-nature.hatenablog.com