野山で静かに過ごしたい

野山で静かに過ごしたい

日帰り登山、アウトドア、国内・海外旅行、移住先選定。都心6区に住みつつも、喧騒を離れたシンプルライフを満喫しています。

登山でのユニクロサポートタイツ着用レビュー

先日、低山ハイク用に、兼ねてから気になっていたユニクロのエアリズムパフォーマンスサポートタイツを購入しました。

先週、秩父の日和田山で着用してみたので、レビューします。

ユニクロのエアリズムパフォーマンスサポートタイツの機能

www.uniqlo.com

定価は1,990円(税抜)です。

疲れにくさをサポート

適度に加圧し続ける素材を使用することで、運動パフォーマンスを維持する効果が期待できるそうです。着用してみると、普通のタイツ以上の圧があります。いわゆるコンプレッションウェアです。

動きやすい

コンプレッションウェアで圧があるからキツいかと言うと、同時にストレッチ性を備えているので、着ていて耐えられないような苦しさはありません。

快適な履き心地

エアリズムらしいサラサラとした、着心地の良い生地です。薄手なので、レインウェアやトレッキングパンツの下に着用することもできます。

登山におけるメリット

肌をカバーしてくれる

登山の際は、虫や怪我などから身を守るため、できるだけ肌をカバーしておくことが鉄則です。その点、このサポートタイツは役割を果たしてくれます。

薄手で涼しい

肌をカバーすべきといっても、登り坂が続くと思いのほか体温が上がり、体が熱くなります。このエアリズムサポートタイツなら、薄手でさらっとしていて、多少は体温が上がっても耐えられます。

ユニクロ製品には登山専用品ほどの吸汗速乾機能は無いにせよ、下半身は上半身ほど汗だくにはなりづらいため、使用には耐え得ると感じました。

ただ、着用感やパフォーマンスなどは、Amazonで1,000円以下で購入できる、おたふく手袋のタイツと大差ないとも感じました。ユニクロのサポートタイツは1,990円(税抜)なので、定価だとそこまでコスパ良くはないかも。

想定される利用シーン

  • 低山など、自分の体力で楽に登れる山を登るとき
  • レクリエーションなどで、急に登山に行くことになったものの、登山用品を持ち合わせていないので、日常的にも使える安価な商品で間に合わせるとき

ユニクロのサポートタイツでは不十分な点

とりあえず登山に着ていく、手軽で安い商品としては、悪くない選択だと思います。しかし、肝心の運動パフォーマンス向上や、疲れにくさの効果は、正直なところ、そこまで期待できません。

日ごろから運動習慣があり、体力中程度以上で、楽に山に登れる人なら、このサポートタイツでも充分登山を楽しめるでしょう。

もし日頃あまり運動習慣がなく、登山の翌日は筋肉痛で苦しむようなら、ミズノのバイオギアタイツをおすすめします。私は、登山を始めて今日まで31座を登るにあたり、2座目からバイオギアタイツを着用していました。

おかげで、登山の苦しさよりも楽しさを実感でき、登山を継続できています。

バイオギアタイツのメリット

バイオギアタイツもいくつか種類がありますが、私が着用しているモデルはトレッキング向きのBG9000です。

 

全体的に締め付けの強いユニクロのサポートタイツとは異なり、ミズノのバイオギアタイツは、筋肉や関節の位置に合わせて、選択的に加圧する仕組みです。

 

左がユニクロサポートタイツ、右がバイオギアです。並べて見てもわかるとおり、バイオギアタイツは魚のウロコのような模様が見え、着圧の位置がはっきりと分かります。この選択的な加圧のおかげで、苦しさがありません。

 

ふくらはぎ部分です。バイオギアタイツは、ふくらはぎを下から上に支えるために、着圧部分が数本の線のようになっています。

なお、バイオギアタイツは上の画像と色が違いますが、リバーシブルで使えるためで、同じ商品です。

特に、上り坂でももの外側にかかる負担と、下り坂で膝にかかる負担が軽減されるので、手放せません

レーニングのために、トレッキングポールなしで登る事はたまにありますが、このタイツなしで登った事は無いので、かなり依存しています^^;

購入時のポイント

試着する際は、少しキツいと感じると思います。実際、最初の登山では、電車で長時間座っているのが少し辛い位のキツさでした。しかし、3〜5回ほど着用と洗濯を繰り返すうちに、だんだんとちょうど良いサイズになっていきます。あまりゆるいサイズにしてしまうと効果が下がるので、注意です。

バイオギアタイツのデメリット

価格

価格は約10,000円と、ユニクロサポートタイツと比べると高額です。しかし、実際に使用して、その価格差分の価値は十分あると感じています。

履くとき、まず膝の位置を合わせ、なるべく強く引っ張らないように心がければ、耐久性も十分で、1年経った今も全く変わらずに使用できています。

なお、同じBG9000でも、季節ごとにモデルが更新しているようです。モデルチェンジのタイミングや、色・サイズなどを選べば、少しだけ安価に入手できる可能性はあります。

足首に跡が付く

軽量だし、ほぼ不満はないのですが、1点だけ困っているのは、登山の翌日、足首に1箇所だけ縫い目の跡が付くことです。トレッキング靴下がキツめなので、圧迫されてしまうのと、着用時間が長いためです。

 

足首は切りっぱなしで縫い目のないデザインなのですが、内くるぶしの上だけ、どうしても縫い目があり、この部分に跡が残ります。私は比較的、肌が弱いので、そのせいもあると思います。

最後に

何かのきっかけで、1回だけ高尾山など低めの山に登る程度なら、ユニクロのサポートタイツは悪い選択ではありません。

登山を始めようと思っているとか、登山の膝痛や翌日の筋肉痛に悩まされているなら、ぜひバイオギアタイツを試してみてください。

登山は、自分のペースであせらず登ることが重要とは言いますが、ガンガン抜かされると、あまり楽しさを実感できないので、バイオギアタイツで実際の能力以上に肉体強化していました。

もし、手放せない登山用品に順位をつけるなら、現時点では、1番はトレッキングシューズ、2番はこのバイオギアタイツかな、と言ったところです。

詳しい機能は、公式サイトにて動画でも紹介されています。

www.mizuno.jp