【陣馬山】初めての積雪期ハイキング
先週の三連休の天気予報は、初日と最終日は雪で、晴れの予報が出ているのは真ん中の日曜日だけでした。そのため、日曜日をピンポイントで狙って、登山に出かけました。
関東百名山制覇の旅の一環で、生藤山に登る計画でした。
しかし、高尾山付近での電車乗り換えの際、なんと網棚の上に置いておいたトレッキングポールをそのまま置き忘れるというミス。
積雪がかもしれない初めての山。しかも長めのコースで、トレッキングポールなしで行くのは危険と判断し、急遽、1月にも訪問した陣馬山へと行き先を変更しました。
一度行ったことのある山とはいえ、雪を侮ると、滑落など大きな事故につながりかねません。今回の登山の目的は山頂への到達ではなく、あくまで積雪期の登山とし、リスク許容度を下げ、通行困難な箇所があれば速やかに引き返す覚悟で向かいました。
陣馬山の登山コース
1月の登山と全く同じコースで、行きは栃谷尾根コース、帰りは明王峠~与瀬コースです。
ヤマレコの山行記録を見ていただくと、写真を撮影した箇所が緑の四角で表示されるので、積雪状況の確認に便利です。
ちなみに、無雪期の記録は以下の通りです。
往路: 栃谷尾根コースはやや滑る箇所も
前日の積雪で、木はすっかり雪化粧です。舗装道の積雪はありませんでした。
ここから栃谷尾根登山口までの間は、電線や木の上の雪が太陽に照らされて溶け、雨のようにポタポタ落ちてきました。
ミズノのストームセイバーのフードをかぶって、雫よけと防寒です。
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日なたは暖かいものの、太陽の届かない日陰は温度が低く、寒いです。積雪状況は、このあたりはまだまだ余裕です。
だいぶ雪が増えてきましたが、土の部分を選んで歩くのは難しくありません
この程度の降雪なら余裕かと思いきや、山頂に近づくにつれ、どんどん雪の量が増えていきます。
パウダースノーの状態ならそれほど滑りませんが、やや溶けた雪が凍っていると、滑る原因になります。広い道ならまだしも、すれ違うのが難しいような尾根などは、転倒すれば滑落にもつながり、危険です。
このあたりは、気をつけてゆっくり歩きました。先人の足跡に助けられました。
今回に関しては、積雪の状況があまりひどくなかったのと、おそらく雪が積もる前日のうちに取った人の足跡があったおかげで、積雪の中もスムーズに登山できましたが、お守りとして、アイゼンは常に携帯しておくべきと感じました。
陣馬山山頂の積雪状況
山頂です。よく見ると、白馬の左足元に、かわいい雪だるまがあります。
3件の茶屋のうち、清水茶屋のみオープンしていました。救世主です。
信玄茶屋については2018/12/26の時点ですでに休業期間が決まっていて「2019/1/27〜3/3まで冬季休業。営業再開は3/9から」と、でブログに明記してあります。
1月の営業予定日について : 陣馬山から ~信玄茶屋blog~
それでも特に混雑は感じなかったので、通常より登山客が少ないようです。
積雪の中、真っ白な富士山を眺めながらいただく、清水茶屋の名物けんちん汁は、格別でした。
ちなみに、今回の工程で一番ぬかるんでいた箇所が、山頂手前の階段です。チョコレートフォンデュ状態で、滑ります。
復路: 明王峠~与瀬コースはほとんど積雪なし
下りの登山道も、栃谷尾根コースと同じくらいの状況だと、転倒のおそれがあるためつらいなと思っていました。ですが、気温が高いのか、午後だったからなのか、通行量が多いためか、土とパウダースノーが混ざって、歩くのに支障なしです。
南郷山のあたりですでに、歩行の妨げになるような雪はなくなりました。
まとめ
積雪期の登山は、難易度も事故の確率もぐっと上がるため、敬遠していました。
これが初めての積雪期登山となりましたが、寒さ対策も問題なく、空気も澄んで富士山も綺麗に見えて、満足の登山でした。何より、寒さと雪のおかげで人が少ないのが気に入りました。アイゼンをきちんと買って、事前にコースや危険箇所を十分確認した上で、もう少し雪山を開拓する意欲が湧いてきました。
登山スパッツは、雪による水濡れはさほどありませんでしたが、チョコレートフォンデュ状態の箇所で付いた泥汚れがひどかったです。
今回の登山でもミズノのストームセイバーは大活躍でした。
大きめサイズ(SB)を購入したので、中にユニクロのウルトラライトダウンを着ても、窮屈さはなく、余裕で動けます。