【大台ヶ原山・日出ヶ岳】1時間以内で登頂できる日本百名山。奈良のお寺に宿泊
先週末は、数ヶ月に1度の飛行機国内旅行で、関西へ。
関東百名山はだいぶ制覇が進んできて、体力も付いてきたので、日本百名山への挑戦を進めています。今回で3座目です。
日本百名山は難易度が高いイメージがありますが、ワンダーフォーゲル2018年4月号で、1時間以内で頂上に立てるお得な8座がまとめられており、その中から選びました。
- 大台ヶ原山の公式情報
- 大台ヶ原山の登山コース
- 大台ヶ原山登山の服装・装備
- 大台ヶ原までの道のり
- 大台ヶ原山山頂までの道のり
- 大台ヶ原山頂からの眺め
- 後半は、ハイキングコース
- 立ち寄り湯は、杉の湯へ
- お寺に宿泊
- 最後に
大台ヶ原山の公式情報
東大台・西大台に大きく分けられます。ほとんどの人が東大台に行くと思いますが、西大台への入山は事前の手続きが必要です。
手付かずの自然を味わえるのは、西大台です。
ちょっと休憩地~西大台へ|日記|日本3百名山 ひと筆書き - Great Traverse3(グレートトラバース3)
今回は、Bコースを選びました。
Bコース(中級)東大台コース - 距離:約9km 所要時間:約4時間
大台ヶ原山の登山コース
山頂までは舗装されたハイキングコースで、早足では30分足らずで到着しました。
大台ヶ原山登山の服装・装備
大台ヶ原山山頂までは、登山靴のほうがベターとは言え、舗装された道路が中心なので、雨天後でもなければスニーカーでも通行可能と思います。
ただし、大蛇嵓以降の後半を通る場合は、岩が中心のやや急な上り下りがあるため、登山靴は必須です。
私は、飛行機旅行で荷物を増やしたくなかったため、日常的に愛用しているムーンスターのスニーカーを履いていきました。舗装道が中心なハイキングなら十分耐えうるグリップ力です。
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しかし、ソールの厚みは、登山靴には及びません。ビジターセンターから舗装道に入るまでの砂利道と、大蛇嵓を過ぎてからの岩場は、岩のゴツゴツがダイレクトに足に伝わってきて、登山靴が恋しく感じました。
大台ヶ原までの道のり
大台ヶ原ドライブウェイを、30分ほどかけてビジターセンター側の登山口まで向かいます。
私たちはレンタカーで行きましたが、奈良交通のバスも通っています。
大台ヶ原 探勝日帰りきっぷ|奈良のお得なきっぷ|観光・おでかけ|近畿日本鉄道
対向車とすれ違えない箇所もありますが、待避所があるため、どうにも動けなくなることはなさそうです。しかし、30分以上のクネクネした山道は、少し酔いました。山登りより、登山口に到着する方が辛かったかもしれません。
駐車場は200台収容可能です。
大台ヶ原山山頂までの道のり
上記の通り、舗装された歩きやすい道です。迷う事はありません。
正木峠方面との分岐に、見晴らしスポットがあります。残念ながらこの日は雲で遠くまで見渡せませんでしたが、晴れていれば海も見えるそうです。
大台ヶ原山頂からの眺め
山頂には展望台があり、人で賑わっていました。
晴れていれば富士山も見えるようです。
後半は、ハイキングコース
見晴らしの良い笹原
正木峠方面に向かうと、笹原が広がります。
動植物の説明看板がためになる
歩きやすい木道の脇には、動植物の生態を説明した看板が置いてあります。
昔、一帯は森林で、伊勢湾台風や鹿の生息密度アップにより、現在のような笹原になったと知りました。
大蛇嵓(だいじゃぐら)の絶景
コース後半の1つの見所が、大蛇嵓(だいじゃぐら)です。高度感のある岩の先端まで行けます。鎖が張ってあるとは言え、人が多いときは、あまり先端には近づきたくないですね、、
注意していれば野生動物も発見できる
説明看板には、鹿の密度が高いとありましたが、登山道の脇で簡単に見られるわけではありません。
しかし、注意して見ていたところ、大蛇嵓の分岐の直前あたりで、何やら遠くの笹原で動くものが。ギリギリ肉眼で見えるレベルでしたが、じっと目を凝らしていたら、立派な角が見えました。確かに鹿は生息しています。
その他、シオカラ谷の下では、河原の岩の下を行ったり来たりするテンを発見しました。
登山口からそう遠くない場所の看板の通り、鳥もたくさんいます。コースの後半では、姿こそ確認できなかったものの、キツツキ科の鳥のドラミング音も。
野生動物との遭遇は運次第なので、この日は本当にラッキーでした。
立ち寄り湯は、杉の湯へ
吉野川を眺めながら温泉に浸かれます。6月初旬で、気候もまだ5月のように爽やかな中、吉野川を眺めながら運良く独り占めできた露天の銀嶺の湯(高野槇の桶風呂)は最高でした。
実は、登山の前の昼食も、ここのレストラン山吹で頂きました。鳥の陶板焼きは絶品でした。
フロント受付には、グレートトラバースの田中陽希さんのサイン色紙が置いてありました。
お寺に宿泊
今回の旅のもう一つのハイライトは、お寺への宿泊です。兼ねてから利用したいと思いつつ、なかなか機会を見出せずにいたAirbnbを活用しました。
ホストの方は、お寺の副住職でありながら観光協会にも勤めていらして、吉野の観光情報から地元のお店まで、とても詳しく教えてもらいました。里山の静寂を楽しめる一方で、コンビニや夕食が食べられる場所は限られるため、アドバイスは大変助かりました。
これまでに海外の方を含め、たくさんの方が宿泊されているようで、スーパーホストであるのも納得です。
翌朝は、吉野川の周辺を散歩。
朝の勤行にも参加させていただきました。
皆さんが書いているレビュー通りの素晴らしさで、心遣いと吉野の自然に心身ともに癒されました。
Airbnbは、ただ単に宿泊費を安く抑えるためのツールなく、ホストとの出会いを楽しむのが醍醐味なのだと理解しました。
今後、日本百名山をめぐる際は、ホテルを探す前に、まずAirbnbで探してみようと思います。
最後に
日本百名山に興味を持ったら、ワンダーフォーゲル2018年4月号を手元に置いておくと便利です。
複数の切り口から日本百名山がまとめられていて、初心者が各山の特徴を掴むにはもってこいです。Kindle Unlimitedで読めるのもありがたいところ。
また、やはり深田久弥の日本百名山も手元に置いておきたいと思っています。ワンダーフォーゲルでもグレートトラバースでも、一文程度引用されていますが、いざ制覇を始めると、もっと詳しく知りたくなります。
- 作者: 深田久弥
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2003/04
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