【多峰主山・宮沢湖】飯能アルプス低山縦走ハイク
武蔵横手駅から低山を縦走し、多峰主山(とうのすやま)を経て、宮沢湖に向かいます。途中で何度か住宅街を通過し、すれ違う人は登山靴だけでなくスニーカー着用の人も多い、万人向けコースです。
標高差は300m程度で、本格的な山歩きがお望みの人には少し物足りないかもしれませんが、コース全長は11kmあり、歩きごたえは十分です。
途中で離脱できるポイントもたくさんあるので、登山初心者・久々の登山でリハビリも兼ねて体を慣らしながら歩きたい人・長い時間トイレに行けないのは不安といった人でも安心です。
今回の道のりは途中で住宅街も通過し、トイレは以下のように数箇所立ち寄れます。
・武蔵横手駅前
・多峰主山山頂
・飯能市観光案内所
山手横手駅では熊鈴を販売しており、道中にイノシシ出没注意喚起の看板が複数立ててありました。念の為、熊鈴を携帯しましょう。
武蔵横手駅(37分)→大倉谷分岐(2分)→久須美坂(25分)→久須美ケルン(25分)→飯能アルプス永田入口(32分)→多峯主山(36分)→飯能市観光案内所(63分)→宮沢湖
多峯主山への道のり
武蔵横手駅ホーム
ホーム両側がひらけて景色の良い、武蔵横手駅のホームです。運が良ければ、ホーム沿いで飼われているヤギが見られます。
住宅街を抜けて山に入るあたりで、道が閉ざされているので、通行止めかと驚きました。
が、注意書きを読むと、「下白子獣害対策管理委員会」とあり、イノシシなど獣が民家に入るのを防ぐために閉ざしてあるようです。
かんぬきを抜いて先に進み、通行後は元通りに門を塞ぎます。
山林の中、車の轍がはっきりとした砂利道を進みます。背の高い周囲の樹木の隙間から差す陽の光が綺麗でした。その光も地面までは届きにくく、雨の翌日の登山道はジメジメしていました。
標高250m前後の久須美山、永田山を次々と縦走
乾いていれば登山靴が必要ないような歩きやすい道を進むと、スムーズに久須美山、永田山の山頂に到達します。もう少し進むと、おすすめの休憩スポットがあります。
ベンチでひらけた景色を眺めながら食事ができます。この後、住宅街に出るまでには同様の箇所はないため、ここで休んでおくのがおすすめです。
西武飯能・日高分譲地を抜けて
さらに歩みを進めると、登山道のすぐ横に住宅街が見えてきます。
歩道のある広い道路に出ます。飯能アルプスの看板に従い、左に進みます。ここから飯能アルプス登山口までの間は、しばらく西武飯能・日高分譲地の住宅街の中を歩きます。
西武不動産により分譲開始された西武飯能・日高分譲地は、緑ゆたかでゆとりのある住環境実現のため、地区計画に基づき作られてきたニュータウンです。分譲開始は1988年5月と、すでに30年近く経過していますが、航空写真で見ると整然とした町並みが良くわかります。
途中のファミリーマート飯能日高団地店で、物資調達可能です。
西武不動産営業所から飯能までは、バスで20分程度で、ここでコース中断もできます。
飯能アルプス永田入口から多峰主山へ
新しく綺麗な家も多い住宅街を抜けると、ひょっこり登山口が現れ、山道の再開です。
多峰主山山頂は、西武ドームから新宿まで一望できる見晴らしの良さから、登山道ですれ違う人の少なさからは想像できないほどたくさんの人で賑わっています。クラブツーリズムの団体客もいました。
山頂で昼食を食べ次第退散し、高麗駅方面に進むと、途中にこんなひらけた場所がありました。ゆっくり過ごしたい人は、山頂から20分ほど歩けば、こちらで休憩できます。
高麗駅と宮沢湖への分岐
当初は高麗駅から電車とバスで宮沢湖に向かう予定でしたが、まだ体力に余裕があって自然の中を歩きたい気分だったので、看板に従って観光案内所経由で宮沢湖に向かうことにしました。
武蔵丘車両基地や、飯能市観光案内所を通過し、最後の自然道。ここを抜ければ宮沢湖です。山道に比べれば平易なコースですが、すでに9km近く歩いているので、アップダウンが思ったより足に堪えます。
宮沢湖メッツァビレッジに到着
2018年11月9日にオープンしたばかりのメッツァビレッジです。北欧がテーマの雑貨屋・レストランなどが揃う施設です。
メッツァビレッジ 公式ホームページ
宮沢湖が見える場所には、十分な数の椅子が湖を囲うように並んでいました。
オープンして初めての土曜ということもあり、施設内はファミリー・カップル・シニアなど、老若男女たくさんの人で賑わっていました。
宮沢湖温泉喜楽里別邸で温泉とバイキング
宮沢湖温泉喜楽里別邸へ向かうには、メッツァビレッジの店舗方面に行かず、そのまま駐車場を直進してゲートバーの横を通り、坂を登ります。
筑波山の帰りに寄った系列の喜楽里別邸が素晴らしかったので、今回もとても楽しみにしていました。
宮沢湖温泉喜楽里別邸 公式ホームページ
高濃度炭酸泉・岩盤浴があり、平日だけでなく土日も大人1,580円でバイキングを楽しめる珍しい温泉施設です。タイムサービスでカツオのたたきが出るなど、銭湯の食事処としては想像以上の美味しい料理ばかりでした。
絶えず人の出入りはありましたが、施設の広さに対して許容度を超えるほどの混雑具合ではありませんでした。
武蔵横手駅起点では他にも登山コースがあるので、ぜひまた立ち寄りたいです。