【幕山・城山】湯河原クリスマス登山と「阿しか里」の源泉掛け流し露天風呂付き客室
クリスマスは、数ヶ月前から予約していた源泉掛け流し客室露天風呂付きの宿「阿しか里」へ。ガイドブックに載っているような観光スポットは疲れてしまうので、静かに散歩や登山を楽しめる場所は近くにないかと探したところ、なんと関東百名山にもリストアップされている幕山を発見。
鎌倉幕府 開運街道のハイキングコースとして、湯河原町のホームページでも紹介されています。
ハイキングコース(鎌倉幕府 開運街道)|湯河原町
幕山・城山の登山コース
1日目
幕山公園バス停・第1駐車場(5分)→幕山登山口(49分)→幕山(9分)→自鑑水分岐(31分)→大石ヶ平(12分)→吉浜財産区記念碑(9分)→幕山登山口(2分)→幕山公園バス停・第1駐車場
2日目
湯河原駅(39分)→かぶと石入口(14分)→立石分岐点(14分)→バイオトイレ(7分)→城山(9分)→バイオトイレ(56分)→湯河原駅
幕山山頂までの道のり・梅林
湯河原駅から、鍛冶屋・幕山公園行きのバスで幕山公園まで向かいます。車はほぼ満車でした。登山道の人は少なかったので、不思議に思いましたが、ロッククライミングの練習をしている人がたくさんいました。登山道からは外れた場所なので、特に道が混み合うことはありませんでした。
登り始めると、ふもとには梅林があります。ヤマレコの月別山行回数データを見ると、幕山は2〜3月に著しく集中しています。これだけの梅が一気に開花したら、さぞ綺麗と思いますので、納得です。
幕山|ヤマレコ
幕山山頂からは海が見える
山頂からは海が見渡せて、見晴らしが良いです。天気予報では快晴だったのですが、やや雲が多く、休憩中にパラパラと小雨が降ってきました。
昼食休憩を取る間、他に2〜3組が入れ替わり休憩していました。
幕山公園まで戻り、湯河原駅まで歩きました。歩道が狭い道に注意ですが、下りであれば歩けないことはない距離です。
客室露天風呂付「阿しか里」に宿泊
湯河原駅に到着後、バスで宿へ移動。前から予約していた阿しか里へ。ミシュランにも掲載されたそうです。
地図で見たときは、バス停からの距離はそう遠くなかったので、徒歩で行けると思いましたが、バス通りから宿までの坂はとても急です。登山の装備だったので何とか登れましたが、スーツケースを運びながらはさすがに少し疲れました。他のお客さんは、車かタクシーでした。
2017年11月に新設された、源泉掛け流しの露天風呂付き客室。何度も温泉につかるには、12月の寒さはちょうど良いです。
楽しみにしていた食事は、絶品でした。旅館の食事は私には量が多すぎて、途中で苦しくなることが多いですが、阿しか里の料理は、一品一品の素晴らしさを感じられる適切な分量に調節されていて、最後まで美味しく頂けました。
毎月変わる献立は、ホームページでも確認できます。写真も美しく、見ているだけで楽しめます。
今月のお献立|十二節の懐石料理|懐石旅庵 阿しか里 ASHIKARI
最後は、サンタがかわいいクリスマス専用のデザート。食べるのがもったいないくらいでした。
こんな美味しい懐石を作れるなんて、どんな方なのだろうかと思って少し調べてみたら、若女将のブログを発見しましたが、鈴木康郎さんは10年近く料理長を担当していらっしゃるのですね。
熱き想いを筆にのせて・・・|あしかり徒然日記
城山山頂までは住宅街か林道を登る
2日目は、再び湯河原駅に戻り、ロッカーに荷物を預けて、徒歩で城山山頂を目指します。
湯河原駅から向かう場合、山頂付近2kmに近づくまでずっと舗装道路が続く、珍しいコースです。
写真の左手に写っている、車1台分が通れるほどの小さなトンネルを抜けた後、直進するか左に曲がるかでコースが分かれます。
直進して住宅街の中の坂をまっすぐ登っていけば、頼朝ゆかりのスポットがある鎌倉開運街道です。一方、左に曲がれば、林道の方向です。写真は、ひたすら住宅街の坂道を昇っているところです。
登山道の一部は鎌倉幕府開運街道として、源頼朝ゆかりのスポットがあります。ただし、登山道からすぐ見られるわけではなく「70mほど坂道をのぼる」などの寄り道が必要です。
城山山頂からの見晴らし
平日ということもあり、城山山頂には他の登山客は誰もいなかったため、遠慮なくパノラマ写真を撮れました。
気持ちの良い冬晴れで、初島と、さらにその向こうの大島が見えます。
帰りは林道を歩きました。木が生い茂っていて陽の光が届かず、とても寒かったです。下りではなく、上りで林道を歩けばよかったかなと思いました。
立ち寄り湯は、ニューウェルシティ湯河原
日帰り温泉|ニューウェルシティ湯河原
立ち寄り湯は、湯河原から徒歩圏内のホテル城山も良いですが、駅からシャトルバスが出ているニューウェルシティ湯河原もおすすめです。リニューアルされた露天風呂が、広々ゆったりしています。
銭湯ではなくホテルなので、宿泊も可能です。
三連休かつクリスマスとかぶる週末でしたが、さほど混雑はなく、湯河原はゆったりしていました。全体的に登山客は少なく、都会のデートスポットよりも心穏やかなクリスマスを過ごせました。
登山で体を動かした後だと、温泉もいつもより気持ちが良く、料理も美味しく頂けます。高級宿と登山の組み合わせは、今後もクセになりそうです。