野山で静かに過ごしたい

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日帰り登山、アウトドア、国内・海外旅行、移住先選定。都心6区に住みつつも、喧騒を離れたシンプルライフを満喫しています。

【2019年8月】はてなブログ無料版でもアドセンス審査合格できる

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Google AdSense審査合格通知メール

はてなブログに移転して3ヶ月。ようやくアドセンスに合格しました。

移転前のBloggerでは合格していたのですが、バックエンドの事情か、はてなブログではさらに3ヶ月かかってしまいました。

たまに「はてなブログ無料版ではアドセンスはできない」という情報を目にしますが、少なくとも2019年3月時点では、それは誤りです。

はてなブログ無料版でも、アドセンスは承認され、広告掲載できます。

アドセンスの基本と合わせて、改めて現時点の情報をまとめます。

アドセンスの基本

Google AdSenseアドセンス)とは

Googleが提供する、コンテンツ連動型広告配信サービスです。それほどPVの多くない個人運営のブログでも、条件を満たせば承認され、広告掲載が可能です。

他にもコンテンツ連動型広告配信サービスは存在しますが、中でもアドセンスは広告の種類が豊富でクリック単価も高いため、根強い人気があります。

「アカウント開設」と「サイトの追加」

自分もサイトに広告を掲載してお小遣いが欲しいと思ったら、まずはサイトを申請します。広告アドセンスで新しいサイトを申請する際の審査ポイントは、2種類あります。「アカウント開設」と「サイトの追加」です。

以前までは、アカウントの開設時、最初に申請したサイトで審査に合格すれば、別のサイトの追加時に審査は不要でした。しかし、2018年の冬頃から、サイト追加時にも、アカウント開設時と同等の厳格な審査が都度行われるようになりました。

2種類あると書きましたが、「アカウント開設」と「サイトの追加」で、審査の内容や見られるポイントは同じです。

 

※説明のため少し簡略化しましたが、Googleの用語で詳解するなら、「アカウント開設」の後に「アカウントの有効化」があり、その「アカウントの有効化」の条件のうちのひとつが「サイトをAdSenseにリンクする」です。

AdSense へのお申し込み - AdSense ヘルプ

「アカウントの開設」時は、独自ドメインが必要

アカウント開設時に申請するURLは、独自ドメインでなければ受領されません。はてなブログ無料版のURLは「quiet-nature.hatenablog.com」の形式でサブドメインですので、下記2つめの条件に反します。

適切に AdSense アカウントを開設するには、次の条件を満たす URL を入力してください。

AdSense アカウントの開設時にサイトの URL を入力する方法 - AdSense ヘルプ

 ここで誤解が多いようなのですが、一度アドセンス「アカウント開設」が完了した後、「サイトの追加」は、無料ブログのサブドメインでも申請可能です。

【解決策】はてなブログ無料版でアドセンスを掲載する場合の手順

つまり、はてなブログ無料版でアドセンスを掲載したい場合の手順は以下の通りです。

  1. 独自ドメインを取得する
  2. 独自ドメインが使えるプラットフォームでサイト運営する
    1. 独自ドメインが使えて、プラットフォーム側が広告掲載やアドセンスを禁止していなければ、なんでもOKです。はてなブログProでも
    2. 無料で行いたいなら、Seesaaブログなどが人気です
  3. アドセンスで「アカウント開設」を行い、最初の審査に合格する
  4. 「サイト追加」で、はてなブログ無料版のURLを申請し、合格する

 

(2019年8月追記)

2018年頃からから2019年7月の現時点まで、はてなブログ無料版で不可解な不承認理由が届いていました。

それを乗り越え、当ブログとは別のはてなブログ無料版にて、アドセンス審査合格しましたので、タイトル冒頭を【2019年3月】→【2019年8月】に更新しました。

あわせて、初申請から合格までに必要だった日数などを、以下記事に追記しました。

quiet-nature.hatenablog.com

申請の前に確認すべきページ

はてなブログに限ったことではありませんが、申請前に、ヘルプにはすべて目を通しておきましょう。

support.google.com

最低限、守っていなければ合格しない事項は以下の通りです。

禁止コンテンツ - AdSense ヘルプ

 

プライバシーポリシーの掲載は必須です。

必須コンテンツ - AdSense ヘルプ

 

このあたりになってくると、上の項目よりは抽象度が増してきます。

サイトのページが AdSense のご利用条件を満たしているか確認する - AdSense ヘルプ

  • 他にはない魅力があるか
  • 操作が簡単でわかりやすくなっているか
  • 興味を引く独自のコンテンツがあるか

審査の所要時間

通常は1日もかからずで審査が終わるとあります。

AdSense アカウントの完全有効化の所要時間 - AdSense ヘルプ

私がはてなブログ無料版で承認されたときも、24時間かかりませんでした。

しかし、フィルタか何かに引っかかると、1ヵ月返信がないこともあります。

審査に通らなかったときの対応

不承認理由の確認

保証人になった段階で、メールが届きます。承認理由は、左サイドバーの「サイト」から確認できます。これを確認しないことには、修正ができません。

ヘルプ記事を読んで可能な限り修正

不承認理由がわかったら、それに対応するヘルプを確認します。だいたいは、不承認理由とともにリンクが付いています。修正完了したら再申請できます。

はてなブログのヘルプを読んで可能な限り修正

はてなブログヘルプにも、アドセンスに関するページがあります。

help.hatenablog.com

おそらく問い合わせが多いであろう項目が、箇条書きになっています。

ブログトップをJavaScriptでarchive等にリダイレクトさせている→直接アクセスできるURLを記入してください。

Googleアドセンスの申請をする - はてなブログ ヘルプ

 のところは該当していたので、修正しました。

ヘルプコミュニティで質問

Googleが返事を確約してサポートを行うのは、基本的に大口顧客に対してのみです。ですので、個人のユーザーが最初に行うべきは、ヘルプコミュニティの過去記事の確認です。

コミュニティ フォーラム - AdSense ヘルプ

もし関連記事がなければ、ヘルプコミュニティに投稿します。有志のスペシャリストが回答してくれます。

不承認審査フォーム

基本的に大口顧客にしか提供しないサポートですが、よく探すと審査状況確認フォームがあります。「AdSense の審査の返答が 1 週間以上来ない場合や、非承認の理由が現状と異なる場合は、 大変お手数ですが以下のフォームよりご報告ください。」とのことです。一応、まだ生きているようです。

docs.google.com

ただし、必ずしも返信は期待できません。

不承認の理由

サイトは広告を表示できない状態です

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サイトは広告を表示できない状態です

私のケースでは、サイトが認識できないというのが主な理由でした。しかし、A8.net、VC、Amazonアソシエイトなど、他のASPでは問題なく承認されており、ブログランキングでもリンクは有効です。2〜3回申請しても同じ理由で不承認でしたので、おそらくアドセンスのバックエンド側の検知不備と思い、3ヶ月ほど放置していました。審査結果も遅く、長いときは数週間待たされました。

その後、忘れた頃に申請し直したら、24時間以内に合格通知が来ました。

2019年2月、最近Search Consoleで、ドメインプロパティという制度が導入され、wwwの有無やhttpとhttpsの4パターンを同一のサイトとして管理する仕組みに変更されつつあります。

おそらくこのあたりの兼ね合いで、はてなブログ無料ドメインのURLがサイト不明と判断されていたのではないかと思いますが、あくまで推測です。

はてなブログは2018年2月頃https化されましたが、エキスパートの回答を見ると、そのときもちょっとごたごたしたのではないかと推察されます。

はてなブログでは審査に合格できないのでしょうか - AdSense ヘルプ

はてなブログ無料版でアドセンスを行うメリット

「早めに独自ドメインを取って、Proで運営した方が良い」というブログを多く目にします。ディベート的に、反対の立場でメリット・デメリットを挙げてみます。

意外と高いドメインの更新料に悩まされない

ドメインを取得するときはキャンペーンで非常に安価ですが、トップレベルドメインの種類によっては、取得時の料金と更新料に開きがあることには注意しなければなりません。参考に、お名前.comのドメイン更新料の一覧です。

ドメイン更新料金|ドメイン取るならお名前.com

ドメインの価格一覧 ( 取得・更新・移管など ) | ムームードメイン

ノーコスト・ノープレッシャー

SEO観点では独自ドメインの方が相対的に有利ですし、短期的が収益確保を最優先するなら、やはり独自ドメインに軍配が上がります。

しかし、専業ではないブロガーが、ブログを更新し続けるというのは、思いのほか、労力が必要です。

イケダハヤトさんが、個人ブログのPVと収益の関係をまとめた「収益早見表」があります。

www.ikedahayato.com

私の経験からも、数字は結構精度高いと思います。月間PVが1万に到達して、ようやく月額1,000円が稼げるレベルです。しかもこの数字は、広告収入以外の物販収入なども含めているので、広告収入だけに絞ると、もっと少ないでしょう。多くのサイト運営者は、この領域に到達できず、脱落してしまいます。

そのとき、サーバー内もドメイン代も一切かかっていなければ、サイトをやめてしまう理由はなく、少しお休みしてまた再開することも可能です。

「年間数千円のドメイン代くらい、投資だと思えば良い」「アクセス数や収益は主目的ではない」という人は、独自ドメインでも問題ないですね。

はてなブログ無料版でアドセンスを行うデメリット

広告が増えすぎる

はてなブログ無料版では、デフォルトで広告が表示されています。これ以上広告が増えるとなると、UXが悪化し、顧客体験が損なわれます。広告だらけのサイトは、読者には望ましくないということです。

広告が多いと、自分のアドセンスの成果に悪影響

記事下の特に成果が良い場所には、デフォルトの広告が表示されてしまっています。さらに、自分のアドセンス広告がデフォルトの広告と混ざって表示されるので、どうしても成果は相対的に低くなります。

【解決策】Proプランに登録すれば広告を非表示にできる

この広告は、はてなブログProプランに登録すれば、非表示にできます。Proプランでは独自ドメインを使えるようになりますが、これはあくまでオプションで、必ず独自ドメインを使わなければならないわけではありません。

help.hatenablog.com

ドメインは無料版のまま、広告を非表示にするためだけにProプランに登録することが可能です。

ブログサービスがなくなるとドメインは維持できないが・・

一応言及しておきますが、ブログサービスがなくなれば、そのドメインは使えなくなることもあります。ただ、新興サービスや人気のないブログサービスならまだしも、はてなはてなブログを続けられなくなる可能性は、極めて低いと思っています。

情報が錯綜する理由

ネット上には新旧様々な情報が錯綜していますが、理由は以下のような点によるものでしょう。

  • アドセンスの仕組みが定期的にアップデートされている
  • アドセンスは収益性が高く、不正な手段で審査通過しようとする輩がいることから、不承認理由をはっきり明記しない
  • アドセンスの人気が高い上に、Googleの「選択と集中」戦略がはっきりしており、申請者全員にサポートを提供しない

この記事の情報は2019年3月時点の情報ですが、残念ながら古くなってしまうと思います・・。しかし、できるだけ更新するつもりです。新たに判明したことがあれば教えてください。

まとめ

あともう1点、はてな無料ブログは、SEOが効き始めるのも早いです。

quiet-nature.hatenablog.com